竹チェロ・竹ヴァイオリン

竹楽器(Bamboo Instruments)

竹から生まれる、優しい音色の物語

こんにちは、式部いろはです。

私は今、福岡県北九州市の合馬(おうま)の竹からチェロやヴァイオリンを作っています。

本来なら、竹林整備で切られたあと燃やされて消えてしまうはずだった竹。 そんな竹が、深く温かい音を奏でる楽器へと生まれ変わります。

サステナブル活動の竹楽器の竹チェロ製作インストラクター式部いろは。

ストーリー:私と竹チェロの、不思議な運命

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私は、宮城県仙台市で生まれ育ちました。

幼い頃から私にとって「竹」はとても身近な存在でした。

そのひとつが「仙台すずめ踊り」です。

仙台すずめ踊りの由来

→仙台すずめ踊りはこちら

この踊りの始まりは今から400年以上前。慶長8年(1603年)仙台城(青葉城)築城祝いの宴席までさかのぼります。

当時の石工(いしく)さんたちが、築城の喜びを爆発させるように即興で披露した踊りがそのルーツです。

  • 「すずめ」と呼ばれる理由: 石工さんたちが宴の席で酒に酔い、ピョンピョンとはね踊る姿がまるで「雀が餌をついばむ姿」にそっくりだったことからはじまり「すずめ踊り」と呼ばれるようになりました。

  • 「竹にすずめ」との縁: 伊達家の家紋が「竹にすずめ」であることも由来のひとつです。

私は子どもの頃から仙台の伝統芸能である仙台すずめ踊りに親しみ、中学生の時に指導員の資格を取得し、仙台すずめ踊り指導者として普及活動にも夢中になっていました。

また、音楽も大好きでしたが、ひとつだけ心残りがありました。 小学生の頃、本当はチェロを弾きたかったのです。

しかし、体がとても小さかった私にはチェロはあまりに大きく、重すぎました。 代わりにヴァイオリンを手にしながらも、心のどこかで「いつか、チェロを弾きたい」という願いを抱き続けていました。

師匠との出会い、そして重なったイメージ

運命が動き出したのは、北九州で田中昇三師匠と出会ったときでした。

始まりは、本当に偶然でした。 初めてお会いしたその日、私は「ヨガを始めるので、ぜひ来てください」と師匠をお誘いしたのです。すると師匠は本当に足を運んでくださいました。

それからしばらくの間、私はヨガの講師、師匠は生徒という関係が続きました。その時はまだ、師匠が竹楽器の考案者であることも、その後の私の人生を大きく変える存在になるとも知る由はありませんでした。

「竹楽器を世界に広める人になってほしい」

ある日、師匠から突然の言葉を掛けられました。 「いろはさんが、竹楽器を世界に広める人になってほしい。」

その言葉に導かれるように、私は一年間、竹チェロ製作を学びました。 現在は「竹チェロ製作インストラクター」そして「竹ヴァイオリン製作インストラクター」の資格を取得。竹楽器の楽団ではボーカルも担当し、竹楽器の魅力を伝える活動に邁進しています。

燃やされる竹が新たな命へと生まれ変わる

師匠が竹チェロを作ろうと思われたきっかけは、北九州の合馬(おうま)竹林でボランティアをしていたときのことです。

切り出された竹がそのまま次々と燃やされていく光景。 師匠は「このまま燃やされてしまうのは、竹がかわいそうだ」と心を痛め、何が自分にできることがないだろうか。と考えました。その時、ふと頭をよぎったのが宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』だったそうです。

「竹でチェロを作り演奏することができたら、どんなに素敵だろう」

そんな想いを抱きながら竹林を歩いていたとき、一本ひときわ光り輝いて見える竹がありました。その竹を見た瞬間、師匠は直感的に『かぐや姫』のイメージを重ねたと言います。

「あの時のイメージが、あなたと重なったんだ」

後になって、師匠はそう打ち明けてくれました。 「あなたなら、竹楽器を世界に広めてくれるはずだ」という確信とともに。

一本の竹に宿った光と、師匠から託された想い。 私はこれからも、竹楽器を通じて、光り輝く音色を世界へと世界中へ届けてまいります。

あの日、諦めたチェロの夢が、今、竹になって目の前にある

師匠のもとで竹チェロ製作を学び、インストラクターになったとき私はハッと気づきました。

「あの日、体が小さくて諦めたチェロの夢が今、竹になって目の前にある」

かつて手が届かなかった憧れが、時を越え場所を変え、形を変えて私の元へと帰ってきてくれたのです。 竹チェロ、そして竹ヴァイオリンとの出会い。それは私にとって自分の原点と再会する運命の瞬間でした。

 竹の音を世界へ。

現在は竹楽器を作る・教える・奏でる活動を続けています。 竹の音が人と人を繋ぎ、文化と文化を響き合わせる「竹凛共振プロジェクト」の一員として田中昇三師匠の考案された竹楽器を世界中に広めるための活動をしています。

竹凛共振竹チェロ製作インストラクターの式部いろは。北九州発のサステナブル活動

あなたも竹の音色に触れてみませんか?

楽器を触ったことがなくても大丈夫です。 竹楽器は子どもから大人まで誰でも自分の手で作ることができ、誰でも音楽を楽しめる魔法の楽器です。

【体験のご案内】

会場:山浦公民館(北九州市八幡西区木屋瀬) ※すべての体験は「手ぶらでOK」です!

  • 竹チェロを作ってみたい方 土曜日の午前中(9:00〜13:00)に、一日で仕上げる製作体験を行っています。

  • 竹ヴァイオリンを作ってみたい方 日曜日の午後(12:30〜16:30)に開催しています。

  • まずは奏でてみたい方 土曜日の夕方(15:00〜16:00)に、演奏教室を開いています。楽器レンタルもあるので安心してくださいね。

 竹の音を世界へ。

竹楽器はまだ、あまり知られていません。 しかし、竹楽器の音色は人の心を癒やし、地球の未来(環境問題)を考える力があると信じています。

式部いろはが届ける 3つの体験

活動内容 特徴
作る(Build) 竹選びから加工まで。世界に一つ自分の手で楽器を生み出す感動を。
教える(Teach) 公認インストラクターとして、初心者の方にも分かりやすく丁寧に指導。
奏でる(Play) 竹楽器楽団『竹の楽団』ボーカルとして活動。

ワークショップ・教室案内(2026年度)

会場:山浦公民館(福岡県北九州市八幡西区木屋瀬東2丁目6-41 / 木屋瀬小学校裏)

1. 竹チェロ製作体験(一日仕上げ)

  • 時間:9:00〜13:00(土曜日)

  • 日程:5/9(残1名)6/6, 7/11, 8/8, 9/12, 10/10, 11/7, 12/12

  • 備考手ぶらでOK! 必要な道具はすべて貸し出します。世界で唯一の竹チェロ製作体験

2. 竹ヴァイオリン製作体験(一日仕上げ)

  • 時間:12:30〜16:30(日曜日)

  • 日程:5/10, 6/14, 7/12(残2名), 8/9, 9/13, 10/11, 11/8, 12/13

  • 備考:ものづくりが好きな方、静かな時間を過ごしたい方に最適です。世界で唯一の竹ヴァイオリン製作体験

3. 竹チェロ演奏教室

  • 時間:15:00〜16:00(土曜日)

  • 日程: 5/9, 6/6, 7/11, 8/8, 9/12, 10/10, 11/7, 12/12

  • 備考:楽譜が読めなくても大丈夫。楽器レンタルもございます。

お問い合わせ・お申し込み

竹楽器製作・演奏教室への参加、またイベント出演や取材のご依頼は、お問い合わせフォームまでお気軽にお問合せください。

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